玉井式 国語的算数教室
真の「算数的思考力」を育て、算数の文章題や図形が得意になる知能育成コース!
文章題に強くなる!
図形脳をつくる!
「計算はできるけど文章問題ができない。」
「本を読まない。」
「漢字や熟語を知っていても、それを使っての作文ができない。」
など、従来の反射、反復訓練ではできない能力開発に焦点を当てている、画期的で今までにない知能教育。
それが『玉井式 国語的算数教室』です。
~授業の特長~
『玉井式国語的算数教室』は、子どもたちを引きつけるアニメーションの物語による導入と、物語の進行とともに出される課題とその考え方を目で見てイメージするトレーニングを通じて、子どもたち自身の「自らイメージして考える力(=イメージング力)」を伸ばす能力開発メソッドです。頭の中でイメージし、考える力は9歳ぐらいまでが最も伸びると言われています。高学年で必要となる、算数の文章題や国語の長文問題にも対応できる「イメージング力」を身につけていきます。低学年のうちに思考力と応用力の土台を固めていくことができる「知能育成コース」です。
~授業の流れ~
~授業の定着度を高める工夫~
◎実力確認テスト
月1回行う「実力確認テスト」でお子さまの学力の定着度をはかります。長文の読解問題を含むテストは、はじめは難しいかもしれませんが、玉井式で勉強していく中で、こういった問題もどんどん解けるようになっていきます。
◎アプローチシート
授業回ごとに、そのテーマと指導のねらい、お子さまに対するアプローチのしかたについてまとめたシートです。
授業を通してどういったことを学んでいるかを、保護者の方にご確認していただくとともに、ご家庭でお子さまの勉強をみていただく際の参考にしていただくためのものです。また、日常生活の中で学習内容を活用する場面などを具体的にお知らせします。ぜひお役立てください。
~保護者の皆様へ~
①勉強好きな子どもを育てるためには
大人の都合で勉強を大量にやらせれば、テストの点数はとれるようになるかもしれません。しかし、そのような子どもはいつまでも勉強の楽しさを知ることができません。自ら考えて問題解決をする意欲や姿勢がうすい人間になってしまうのではないでしょうか。中学受験後、勉強が本格化してから失速するおそれも多分にあるでしょう。
また、「低学年のうちは遊ぶべし」と、親がのんびり構えすぎていると、読む力や書く力の習得が遅れます。読み書きの能力は思考力と密接にリンクしていますから、中学受験で必要な学力の獲得はままなりません。
大切なのは、学力の基礎をしっかりと固めること、算数などで必要とされる感覚的素養を磨いておくこと、自ら解決しようという意欲を育てておくことです。これらは、勉強に主体性をもち、高い次元で学ぼうとする人間に成長していくうえで欠かせないものです。
熊本ゼミナールでは、中学受験での志望校合格はもとより、さらに先の学力形成の歩みまで視野に入れ、大きく伸びるための土台がしっかりとした子どもの育成に努めています。
②能力開花の下地を9歳までに
算数の文章題でつまずく子、国語の長文読解が苦手な子、図形の問題で突破口がいつまでも見つからない子がいます。こうした子どもたちはイメージング力の不足という点で共通の課題を抱えています。算数の文章題の設定場面を具体的に思い描く力も、長い文章の展開をリアルに追体験していく力も、図形を頭の中で動かしながら突破口を見出す力も、頭の中でイメージを構築していく点では同じです。
ところで、このイメージング力はいつ頃明確になるのでしょうか。文字や数字などの記号を、思考やコミュニケーションのツールとして子どもが使いこなせるようになるには、小学校入学後3年余りかかると言われています。また、図形などを頭の中で操作しながら見えない部分を想像していく力も、だいたい同じころ形成されると言われています。つまり、イメージング力の基礎を築くにあたっては、9歳までに何を体験しておくかが重要なのです。
③今後の学習の「下地」をつくるシステム
玉井式国語的算数教室は、算数指導の中に長文の読み取り能力を育てる要素を採り入れているところに大きな特色があります。授業はアニメーションの映像を軸に進められます。アニメーションの物語が算数の課題場面として登場するため、問題解決に必要なイメージングの力が養われます。また、図形単元では理屈で説明しがたい閃きや空間把握力が求められますが、玉井式は立体的アニメーションの活用によって、これらの能力の育成にも成功しています。さらに、アニメーションの物語は長文の課題にも活かされ、映像の記憶の手助けを受け、学年相当レベルよりも難しく長い文章の読み取りの力を育てることに役立っているのです。
【参考①】≪臨界期≫
「猫の新生児の眼から外界の光を遮断し、10~14日間その状態を継続すると、猫は完全に盲目化する」という発表がありました。例え遺伝的に正常な視覚を持って生まれてきても、約2週間以内に光の刺激を受けないと視覚機能を喪失するというのです。これは、「視覚の臨界期に適切な刺激を受けなかったことが原因である」ということらしいのですが、ではその「臨界期」とはどのような時期のことを言うのでしょうか?
動物はそれぞれ親から受け継いだ遺伝子を持っています。しかし、その遺伝情報は刺激がなければ正常に機能することはできません。例えば、先ほどの猫の場合、視覚に対する正常な遺伝子はあったものの、視覚に対する刺激が、ある「大切な時期」になかったため、視覚機能が失われたのです。
その「大切な時期」というのが「臨界期(感受性期)」と呼ばれる時期です。臨界期は、脳の中で覚えたり感じたりする神経回路(ニューロン)が、外からの刺激により集中的に作られたり、回路の組み替えが盛んに行われる時期です。また、学習を成立させる最も感性豊かな限られた時期でもあります。「視覚の臨界期」「聴覚の臨界期」など、それぞれの動物種のそれぞれの機能には、一生に一度しかない絶対期間の「臨界期」が存在します。
脳ではインプットが少ない神経回路は脱落してしまい、インプットされる情報が多いほど回路が強化されるというシステムとなっています。臨界期は、一生のうちで一度だけです。「臨界期」までに一度も使われなかった脳細胞は一生必要ないと判断され、臨界期を越えた時点から消滅していく運命となるのです。盲目になった猫は「視覚」の「臨界期」に適切な刺激を受けなかったため、脳(大脳皮質視覚野)の神経回路はその眼に対する反応性を失ってしまい、結果として盲目となったと言えます。このことを裏付けるように、遊び道具のない環境で育ったネズミに比べ遊び道具をたくさん与えたネズミの方が脳の神経回路は大変発達し、脳の重量も重くなったという報告もあります。
人間の場合も同様です。「ことば」についての臨界期は、生後約6ヶ月位から神経回路の組み換えが始まり、12歳前後で終わるといわれています。また、五感の中では、聴覚が一番早く臨界期を迎え、胎児の頃からスイッチがオンになると言われています。他の音と比べることなく音の高さを特定できる「絶対音感」に関する「臨界期」は3~5歳から9歳前後までであり、残念ながら幼少期にしか身に付けることができないとも言われています。
例えば鳥が「さえずり」を得るためには、3~6週間ほど親鳥や成鳥にずっとついて学習しなければなりません。もし仮に一定期間幼鳥の耳をふさぎ、模倣するための鳴き声が耳に入らないようにすると、その鳥は「さえずり」が出来ず、成長しても仲間集団には入れず求愛も出来ないことになります。「さえずり」に方言があると言われるのもそのためでしょう。先天的に備わっているものなら方言など存在しないはずです。「鳴き合わせ」のウグイスも上手なウグイスの声を聴かせて「さえずり」を覚えさせるといいます。またカモ類のヒナが生まれた直後に眼にした、動く対象物を親と認識するということも有名な話ですね。模倣という自己学習によって動く対象物の後を追って歩くことを、動物行動学では「インプリンティング(刷り込み)」と呼びます。つまり動物が生まれ、生育する過程で特定の刺激に反応し、まるで印刷されたかのように環境によって行動を身に付けてしまうことです。
縦長の菱形は6歳で描くことが出来るといわれます。それが正しく描けないと平仮名の「く」が綺麗に書けません。また9~10歳頃に考え方が抽象的統合的なものに変わるといわれています。その時期に相応しい指導をしなければ一生身に付かないという不幸な結果になるでしょう。適切な時期に脳に適切な刺激を与えるということは大変重要なことなのです。
【参考②】≪9歳までに経験させたい3項目≫
Ⅰ.読みの「速さ」「滑らかさ」「正確度」が決まるのは、小学校3年生頃です。
子どもの文字学習は、小学校への入学をもって正式にスタートします。それから約3年で読みの能力の土台がおおよそ形成されます。これは、文字の獲得が始まってから、話し言葉と書き言葉の照合、読み聞かせ、音読、読書などの体験の質的量的差によるものです。
文章を速く正確に読めると、時間あたりの保持できる情報量が多くなります。それが必要な情報を取捨選択する余裕をもたらし、さらに理解も深まります。つまり、思考や記憶において絶対的に有利なのです。一方、時間を要する子どもは読みの精度が劣っており、文章から十分な情報を吸い上げることができません。したがって理解も不十分で記憶にも残りません。単に時間がかかるだけではないのです。言うまでもなく、全ての教科の学習は文字を介して行われます。3年生までの読みの体制づくりが、子どもの学力形成全般に多大な影響を及ぼすのは間違いありません。
なぜ3年生頃かについては根拠があります。学者の調査によると、同じ文章を多数の3年生と5年生に読ませてみたところ、読了に要する時間はほぼ変わらなかったと報告されています。このことは、読みの能力が安定する年齢が3年生頃であることを意味するでしょう。3年生までの文字学習や読みの体験がいかに重要かを物語っています。
Ⅱ.図形を頭の中で操作する(形式的操作)能力も、3、4年生頃に決まります。
低学年までの子どもは、具体物を実際に目にしたりいじったりしてその性質を理解します(具体的操作期)。この段階では、まだ図形の見えない部分を頭の中で想像することは困難です。しかしながら、具体物を介した学習体験を積み重ねていくことで、見えない部分がどうなっているのか、外観から得られる情報をもとに想像する力が徐々に育ってきます(形式的操作期)。この段階に達するのは9歳頃です。スイスの発達心理学者であるジャン・ピアジェ(1896-1980)は、「9歳は具体的操作期から形式的操作期への移行期である」と述べ、今もこの説は定説となっています。
幼児期や低学年期にレゴや積み木に夢中になっていた子どもは、算数・数学の図形単元に強くなると言われます。これは、図形を飽きることなくいじる経験を通して、見えない部分まで推し量る能力を知らず知らずに培っていたからです。つまり、具体的操作期の豊かな図形体験が、形式的操作期への移行をスムースにし、さらには図形に対する感覚的素養を磨く場になっていたのです。
Ⅲ.どのような方策で問題解決をはかるタイプになるかが、9歳頃までに決まります。
人間の行動形式は9歳頃に固まってくるといわれます。行動形式とは、ある目標に達するために起こす行動過程を指します。例えば、テストで高得点を取るといった目標にいたるために起こす行動ならば、2パターンが考えられます。1つ目は、問題の解法を覚えその類似問題としてテストを解くという行動です。2つ目は、問題を具体的場面でイメージし構造的に理解した上で解法を探り出すという行動です。どちらが良いかと聞かれると、どちらとも大切ですとしか答えられません。実際ほとんどの人は1つ目のパターンに慣れていますし、それで得点を取ることができています。
ただし、1つ目では多種多様の解法を得るために大変な時間と体力を要します。また、初見の問題にまったく手が出ないという欠点を持っています。勉強で苦労していないように見える子どもの特色は、「常に手を動かし、図にしてみたり、絵を描いてみたり、線を引いてみたり」していることです。初めて見る問題、一見できそうにない問題でも思考力を稼動させ、なんとか解決の突破口を見つけ出そうとしているのです。傍から見てそのような行動が見られたら、あらゆる状況で問題解決をはかることができる人間に成長していると安心してよいでしょう。
【参考③】≪語彙の爆発≫
小学生の子どもは、まだ活字を目で追いながら著述内容を理解していく脳機能を携えていません。まして、小学校に入学したばかりの1年生は文字学習も終わっておらず、文字列から言葉の切れ目を見つけ出すことすら容易にはできないほどです(分かち書きは、こうした1年生への配慮)。
リテラシー社会に参入したばかりの低学年児童にとって、文章を読んで理解するのは簡単なことではありません。1年生の語彙は5000~6000ぐらいと言われますが、その殆どは「話し言葉」の語彙です。ですから、文章を読めるようになるには、新たに出合った文字の言葉(書き言葉)と、既知の話し言葉を照合させる必要があります。
この照合作業は、文字列を声に出して読む(音読)ことで成り立ちます。「つくえ」を「つ・く・え」と声に出すことで、既知の話し言葉である「つくえ」であることを確認します。1年生でも文章を読める子どもがいますが、それは大概の家庭が(多くの幼稚園が)文字を読むことを教えているからです。それでも、書き言葉の語彙はまだまだ文章を読むには十分でなく、音読による辛抱強い話し言葉と書き言葉の照合作業が必要です。
こうして、1年生後半から2年生頃になると、短い文章を読めるようになったり、ある程度文章量のある物語を一人で読めるようになったりします。話し言葉と書き言葉の照合がある程度進んできたからです。そして、3年生頃には声に出して読まなくても目で文字列を追っていくだけで文意を理解できるようになります。黙読の態勢が整ってきたのです。
このことからもわかりますが、豊かな音読体験なしに黙読へは移行できません。音読をたっぷりと経験した子どもは、音声というバイアスをはずした分だけ速く読めるようになります。しかも、心のなかで文章の言葉を再現していきますから、正確な読みができるようになります。
それは、内言が発達したからです。内言とは、頭の中で言葉を思い描くことで、音声を伴わない言語活動が子どもに備わったことを意味します。内言が育てば、自分の感想をかみしめながら読むことができます。当然、読みが深くなります。
よく、「うちの子は本を読むのに読解力がありません」という相談がありますが、それは音読の体験が足りないまま黙読へ移行したからです。声に出して読む経験を十分にした子どもは、空読みをしたり、ストーリーの面白さだけに気を取られたりすることはありません。また内言を発達させていますから、作品中の人物に自分をなぞらえ、心のなかで対話をしながら作品を読み味わうことができます。音読が足りない子どもは、活字から得られる情報を僅かしか取り込むことができないのです。
ところで、一般に抽象的な思考への移行は9歳、小学校4年生頃だと言われます。これも、音読から黙読への流れ、読書の活発化の流れから十分に頷けることです。
黙読ができるようになり、一人で読書を楽しめるようになると、それまでとは比較にならないほど多くの語彙を読書という仮の体験を通して獲得できるようになります。今まで、新たな書き言葉を既知の話し言葉との照合で獲得していたものが、今度は新たに出合った書き言葉を通して話し言葉を獲得するようになります(反対給付)。そして、こちらのほうが断然獲得語彙数は増加するのです。
小学校4年生は、語彙獲得率で生涯最高を記録する学年です。また小学校5年生は、語彙獲得数で生涯最高の学年です。この時期は、「語彙の爆発」と言われるほど語彙が増加します。この圧倒的な語彙数の増加が質の変化を生み出します。抽象語の理解も一気に進んでいくのです。これが、読みのレベルアップをさらに引き出していきます。そうして、子どもは読みのレベルにおいても思考のレベルにおいても大人の入り口へとさしかかっていきます。
【参考④】≪4つのやる気≫
小学校低学年児童の学習意欲のもとになる要素は何か?子どもの学習意欲の源になるものは何か?について、専門的に研究している先生がおられます。筑波大学心理学系教授の新井邦二郎先生です。新井先生によると、子どもの学習意欲の源になる要素は、大まかに言って4つあります。
Ⅰ.“賞罰”による学習意欲
いわゆる外発的な動機づけによって、子どもの学習意欲を高める方法です。親がほうびを与えたり、ときに叱ったりすることで、子どもの学習意欲を高めます。小学校低学年期の子どもにとって、親は絶対的な存在ですから、賞罰の効果をよく知っておくことが重要です。
賞罰については、古くより賛否両論がありますが、親の愛情がしっかり子どもに伝わっていれば害はありません。特にほめることの効能は絶大です。
Ⅱ.“内発的”学習意欲
報酬を得るための手段としてではなく、何かを学ぶこと自体を自己目的的に求めることでわきあがる学習意欲です。
自らの探求心や向上心を背景にして学ぶことが望ましいということから、教育心理学ではこの学習意欲が最も大切とされているようです。内発的意欲は、学習塾の指導によっていくらでも高められます。アニメーションの物語で子どもを惹きつける玉井式は、この点において非常に優れています。塾で高めた意欲を、うまく家庭勉強に転化させていくことが学習塾の重要な役割です。
Ⅲ.“規範意識”による学習意欲
規範意識というと難しくなりますが、要するに親の期待に応えようとする気持ちから湧きあがる学習意欲のことです。
この意欲の要素も小学生に強いものです。とくに、高学年になると、この要素が一位の座に君臨します。そこで親に求められるのは、親が示す期待は何かということです。テストの成績なのか、それとも努力なのか、それによって子どもの人間性にも影響が出てきます。
Ⅳ.“自己目標”実現に根ざす学習意欲
将来就きたい職業があったり、なりたい何かがあったりすることから湧いてくる学習意欲です。目標があることが、子どもの意欲を突き動かすのです。
ただし、まだ世の中を知らない低学年の子どもには、明確な目標をもちようがありません。目標への実現意欲が活性化するのは中学生になってからのことです。
「賞罰」と「親が示す期待」が子どもの学習意欲にどれだけ大きな作用をもたらすかをご理解いただき、やる気を促す上手な働きかけをお願いいたします。特に、低学年の子どもは、がんばりの瞬間を見逃さずに、親がすかさずほめてやることがポイントです。何かをしたあと、子どもはすぐに親を振り返ります。そのときこそほめる絶好のタイミングです。そうやって、子どもを勉強好きにすることが、子どもを前向きで優秀な人間にするいちばんの秘訣です。
玉井式国語的算数教室では「勉強が達成感を与えてくれるどんなに重要なものか」を子どもたちに味あわせ、積極的に学ぶ姿勢を育んでいく指導を行っていきます。
玉井式 国語的算数教室の紹介Movie
コース概要
■指導学年 | 小1 小2 小3 |
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■指導教科 | 算数 |
■指導形式 | 一斉指導 |
■通塾回数 | 週1回 |
■授業時数 | 50分 |